「チームを活かす思考力強化研修」では、通常のロジカルシンキングや地頭力を伸ばすだけではなく、日本人が苦手なクリエィティブ思考、Out-of-the BOX 思考も含めて思考力を総合的且つ多面的に鍛える基本研修プログラムです。

「ロジカルシンキング」「クリエイティブ思考」「Out-of-the BOX 思考」で絶えずコミュニケーションをとりながら、対話力(コラボレィティヴコミュニケーション)を体験的に習得します。

3つの思考力を鍛える

「論理力」「創造力」そして、チームの相乗効果をだすために必要な「対話力」の3つの思考力を鍛えます。

イノベーターの5つのスキル

Associating: 関連づける “Connecting Dots”
Questioning: 質問する、“なぜ?”を聞く
Observing: 観察する、何かを“発見”する
Networking: 多様な人々とのネットワーク構築力
Experimenting 実験する、トライ&エラー

上記がイノベーターに必要な5つのスキルです。これらのベースとなるのが、思考力と創造力です。また、イノベーションは多様な人々とのネットワークから生まれます。ここで、必要とされるのが対話力です。

思考力強化研修 カリキュラム例

カリキュラムには2日版と4日版があります。

思考力強化研修 2日版

  1. イントロダクション&ウォームアップ1
  2. ウォームアップエクササイズII メタ思考:自分の思考を俯瞰する
  3. 「これからの思考力」を伸ばすコツ (グループワーク)
  4. なぜ、ことばを大事にするのか?日本語コミュニケーションの課題
  5. 学校では教えてくれなかったアタマの使い方(グループワーク)
  6. 「分かる」の6段階モデル
  7. ロジカルシンク10問によるシナジーの体感(グループワーク)
  8. シナジーを出すコラボレィティヴコミュニケーションについて
  9. 「グループシンクの罠」
  10. 「学び」を職場・仕事に活かすためのグループによる振り返り

思考力強化研修 4日版

4日版のカリキュラムです。

第一回 戦略リーダーの思考力(2日間)

  • 今の時代を読み解くキーワード「全球化」と「多異変な時代」
  • これからの戦略リーダーに必要な9つの力
  • 主要戦略フレームワークとその応用
  • 洞察力、創造力、論理力のエクササイズ
  • ロジカルリスニングによるチームシナジーの体験

第二回 戦略リーダーの対人力(1日)

  • 「多異変な時代」の日本語の課題
  • 「無自覚の偏見」(アンコンシャル・バイアス)とは
  • 伝える技術(PREP等)
  • フィードバックスキルの実践
  • ファシリテーターのコアスキル

第三回 戦略リーダーの自己変革(1日)

  • 行動変容のフレームワーク
  • リーダーの落とし穴:11の脱線要件
  • ファシリテータースキル+グループ課題(「戦略リーダーの事実と神話」)
  • これからのスキルアップに向けて重点課題の抽出
  • まとめ

思考力強化研修学びの構造

思考力強化研修の学びの構造です。

ワークショップ学びの構造

「わかってます」「知ってる」に注意 6つのレベル

  1. ことばとして 聞いたことがある
  2. 文字として 誤解しないで認識できる(漢字・英語)
  3. そのことばの意味がある程度理解できる
  4. そのことばの意味を他者にある程度伝えることができる
  5. そのことばの意味、概念、理論などについて明確に他者に説明できる
  6. そのことばについては、複数の参加者から質問を受けても困らない

論理思考のルール

因果関係の3原則

  • 時間的順序:原因は結果の先に発生している
  • 共変関係:相関関係がある
  • 第三変数の排除:原因以外の要因が影響しない

集合の輪:必要条件と十分条件

AならばBである時、
BをAの必要条件
AをBの十分条件という

2つのアプローチ:演繹と帰納

ファシリテーターのコアスキル

論理思考を会議に活かすために

  • 論点を明確にする: 何を言いたいのか?
  • 論拠を確認する: 何故そう言えるのか?
  • 論脈に注意する: どのような議論の流れか?

効果的な会議運営とは

  • 会議の中身は参加者の思考力と対人力により決まる
  • 効果的な会議とはチームシナジーがでることである
  • シナジーの源泉は違いにあり

コラボレィティヴ・コミュニケーション

グループシンク(集団思考)の罠

  1. 集団の力に幻想を抱き、リスクを楽観視する
  2. 集団のモラルは最初からあって当たり前という思いから、メンバーの意思決定について、モラルの側面を無視する傾向がある
  3. 自分たちの前提に疑問を投げかけるような情報や警告を軽視するように、つじつまあわせを集団的に行う
  4. 「敵」に対して、交渉するには邪悪であるとか、とりあうには無能であるなどとステレオタイプ化する
  5. 疑念を表明したり、反論をすることは意味がないという感覚を醸成させる
  6. 「満場一致」に対する幻想を抱く
  7. 集団の行動に疑問をなげかけるメンバーに圧力をかけ、忠誠心の高いメンバーとは明白に違うことを示す
  8. 集団の合意決定事項の効果やモラルについての自己満足を打破するような情報に対して抑え込んだり、検閲するメンバーがあらわれる

上記の内容以外にも、組織の課題に合わせて研修・セミナー内容をカスタマイズすることが可能です。
詳しくはこちらよりお問い合わせください。