先日「グローバルリーダー育成2.0宣言」と題して、これからの時代に求められるグローバルリーダーの育成を宣言しました。 今回の宣言に関連して、インタビューを行ってもらいました。宣言だけでは話しきれなかった、想いを追加で5回に渡ってお伝えします。

グローバルリーダー育成2.0宣言「無知の世界」「無知の世界」の存在を認識せよ

「未知の世界」「無知の世界」の存在を認識すること

ーー以前船川さんは、「『教えたい』もあるが『伝えたい』という思いが強いと言われていました。今(講師的視点から)伝えたいことは、なんでしょう?

そう、まさに「教えたい」より「伝えたい」ですね。我々が見ていない、知らない世界は歴然として存在するし、物事は知れば知るほど、その「知らない世界」は広がっていく。まず、そのことを伝えたいですね。言い変えれば、現在の「知の世界」の外にある「未知・無知の世界」の存在を認識することです。オヤジギャクみたいですが、「自分知からの脱却」って言ってるんですよ(笑)

ーー確かにオヤジギャグみたいですね(笑)

ただ、我々は「じぶんち」に留まりやすいんですよ。「自分の会社」、「自分の業界」、そして「自分の専門」という具合に。まさに「自分の家」にとどまっているのは、心地よいから。でも、それでは、成長できない。加えて、今これだけ既存の枠組みがありとあらゆるところで変わっていく中では、「自分知からの脱却」は必須なのです!

人間の脳は究極のコンピューター

加えて、AIの進展とともに脳科学について我々がふれる機会が増えてきました。そこで、再確認できることは、「人間の脳は究極のコンピューターである」、つまり、これも20年ぐらい前にも本にも書きましたが、「思考力に限界はない=>考え抜けば答えはでる」ということです。但し、ここで言う答えは、「正解」ではなく「なんらかのアウトプット」であり、それを「価値あるアウトプット」にしていくことが、今こそ、発揮すべき思考です。

(グローバルインパクト代表取締役・マネージングパートナー 船川淳志)

インタビュー:グローバルインパクト テクニカルパートナー&コンサルタント 海老原一司