先日「グローバルリーダー育成2.0宣言」と題して、これからの時代に求められるグローバルリーダーの育成を宣言しました。 今回の宣言に関連して、インタビューを行ってもらいました。宣言だけでは話しきれなかった、想いを追加で5回に渡ってお伝えします。今回は第2回です。
グローバルリーダー育成2.0宣言「悩み工夫し続ける」
過去の自分と比べて成長しているのか
ーー10年前船川さんは、グロービス経営大学院の卒業式で、「卒業後も成長し続けなければならない。自分も成長し続ける。成長の差分で勝負しよう」とおっしゃっていました。
10年前の船川さんと今の船川さんは何が違うでしょうか?
そんなこと言ってました!?!(笑)
ーー言ってました。締めの言葉だったと思います。ニヤリとしながら(笑)
これ、ちょっと正確に言うと、ちょうど2009年、あの柔道の山下泰裕さんとの対談本(非売品)を出して、その中で、山下さんが「人と比べるのではなく、過去の自分と比べて成長しているのか?」という見方を大切にされていました。
ーーなるほど、船川さん流にいうと「原典は、山下泰裕さん」ですね。
ここ10年で教えている「つながるリベラルアーツ」
それで、この10年ふりかえると、確かに私もいろいろなことに取り組んできたし、教え方のスタンスも変わってきたかもしれませんね。具体的に言えば、最近教えているコンテンツでは「リベラルアーツがなぜ必要なのか?」しかも、「これからのリベラルアーツ」として単なる一般教養という世間的なやり方ではなく、今、我々が直面している課題になぜ結びつくのか?そんなことに「つながる、広がる、深まっていくリベラルアーツ」とかやっています。それに絡んで、イノベーションもSDGsも扱っています。
10年前より教え方の悩みは増え、工夫している
それて、教え方のスタンスですけれども、10年前よりも、もっと悩みながらやってますね!(笑)つまり、伝えたいことはどんどん増えてきているんですよ。ところが、それをそのまま、出すと消化不良になるし、「そこまでいりません!」って言われたり(笑)。
あと今の新人、20代の人にどういえば、一番ささるだろうか?受け入れてくるのだろうか?は常に悩みますね。無論、迎合はしませんが(笑)。たしか、世阿弥が常に工夫せよ、みたいなことを残しているらしいですが、悩んで工夫していますよ。
(グローバルインパクト代表取締役・マネージングパートナー 船川淳志)
インタビュー:グローバルインパクト テクニカルパートナー&コンサルタント 海老原一司